OracleBIのUIをカスタマイズする方法(How to customize Oracle BIEE)

OracleBIEEのユーザインターフェイスのデフォルト設定は、<ORACLE_HOME>/bifoundation/web/app/resディレクトリにあります。

(私の場合は

C:appproduct11.2.0bishiphomeOracle_BI1bifoundationwebappres)

このディレクトリには、cssなどのUIの見た目を設定するファイル群が入っているというわけです。

では、ここにあるファイルをいじればその見た目を書き換えることができそうですが、ちょっと待ってください。以下のことを考慮する必要があります。

 

①このディレクトリはシステムで利用するので、BIEEのバージョンアップ時には書き換えられる可能性がある。

②ここのディレクトリは、実際にはBIEEから参照されていない。なので、このディレクトリのファイルを変更しても、反映されない。実体は、これらのディレクトリをWebアプリとしてまとめた「<ORACLE_HOME>/bifoundation/jee/analytics.ear」にパッケージングされている。BIEEでは、サーバが起動する際、このファイルを各管理対象サーバにdeployする。そのため、このファイルの中身を書き換えなければ、いつまでたっても、変更は反映されません。

 

そのため、通常は、カスタマイズのためのリソースを別のディレクトリに用意し、それを公開することでカスタマイズを行います。良く使われるのは、

<ORACLE_BI_INSTANCE>bifoundationOracleBIPresentationServicesComponentcoreapplication_obips1analyticsRes

ディレクトリです。

それでは実際に、上記ディレクトリにカスタマイズ用のcssなどの素材を置いて、公開してみることにしましょう。

 

①もとの設定用ディレクトリ「s_blafp」を上記のresからanalyticsResディレクトリにコピーします。その際、「s_MY」など、別な名前にリネームしておきましょう。

 

②素材の配置がすんだら、このディレクトリanalyticsResをweblogicで公開します。まず、weblogicの管理コンソール(http://localhost:7001/console/)に入って、「bifoundation_domain」→「デプロイメント(deployment)」を表示し、「ロックして編集(Lock & Edit)」ボタンを押して作業を開始します。

image

 

③上記でロックできると、「インストール(install)」ボタンが押せるようになります。このボタンを押下して、deploymentのインストールを行います。

image

 

④次の画面で、デプロイする対象のディレクトリを指定します。先ほどのanalyticsResディレクトリをフルパスで指定しましょう。

image

 

⑤次の画面では、「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」を選択します。

image

 

⑥インストールするWebアプリをどこをターゲットとしてdeployするかを選択します。BIアプリケーションは、デフォルトの設定だと管理対象サーバにデプロイされていますので、同じところに配備することにします。

image

 

⑦次の設定はセキュリティのところはデフォルトの「DDのみ」を選びますが、ソースのアクセス可用性のところは、「デプロイメントを次の場所からアクセス可能にする」の方を選択して、analyticsResディレクトリをしてしてください。これで、このディレクトリの中身が、deploy時に配備対象のサーバにコピーされることになります。

image

 

⑧最後に「終了」ボタンを押して、デプロイ用の設定の終了です。

image

 

⑨最後に、この設定を「保存」して、「変更のアクティブ化」ボタンを押下します。これを行わないと、上記の設定が無駄になってしまうので、気を付けてください。

image

 

以上で設定の完了です。weblogicサーバを再起動するか、以下の手順で、インストールしたWebアプリをアクティ ブにして、稼働させましょう。

 

デプロイメントに戻って、analyticsResアプリを選択(チェックを入れる)し、「起動」→「すべてのリクエストを処理」

image

 

image

image

上記のようにanalyticsResアプリの状態が「アクティブ」になっていればOKです。

 

これで、カスタムのリソースを新たに公開できました。OracleBIのダッシュボードの設定画面で、コピーしてリネームしたカスタムのスタイルができることが確認できると思います。

image

 

なお、上記の方法はWebアプリをIISなどのWebサーバのように公開させる手順ですので、カスタムのcssだけでなく、画像やファイルなど、様々なリソースを公開できます。



こんな記事も関係あるかも。読んでみてね。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ