LinuxOSのさくらVPS上でWindowsアプリを動かす①(VNCをインストール編)

gnome

 

 

現在、さくらのLinuxOSのVPSを契約して、Blogサーバを運用していますが、それとは別にお名前.comのWindowsOSのVPSも契約して、アプリをそこで動かしています。ただ、そのアプリのためだけに契約を続けるのもコストがかかるので、LinuxOSの方にWINEというWindowsアプリをLinux上で動かすための環境を導入して、LinuxのVPS側にまとめてしまおうと思いました。

この記事はその手順をまとめたものです。

  • VPS側にgnomeデスクトップの環境を作る
  • VPS側にvncサーバをインストール
  • 自PCにvncクライアントをインストールして接続
  • VPS側にWINEをインストール&セットアップ
  • VPS側にWindowsアプリをインストール

大まかに、上記のような順番で進めますが、長くなるので、この記事では前半部分を扱います。

 

gnomeのインストール

VPSは、契約後初期状態ではCUIの環境のみで、GUIの環境が整っていないので、デスクトップ環境を構築するためにgnomeをインストールします。

なお、下記の手順は、私の契約しているさくらVPSのOSであるCentOSを基準にしています。

初めに、デスクトップ環境に必要なパッケージをインストールします。

yum grouplist | grep -i desktop

でインストールするパッケージのうち、desktopという文字列の入ったパッケージを確認しておきましょう。

command

 

 

一番上の「Desktop」というのが対象のパッケージですね。

yum groupinstall "X Window System" "Desktop"

でX Windowとともにインストールします。

 

VNCサーバのセットアップ

次に、VNCサーバのインストールと環境設定を行いましょう。

VNCサーバのインストール

VNCサーバをインストールするには、

yum -y install tigervnc-server

というコマンドを打ちます。

vnc server install

 

 

のように、「Complete!」と表示されればOKです。

 

ユーザの準備

次にVNCにログインするユーザの設定を行います。

Linuxの一般ユーザを使用しますので、いなければユーザ作成してください。

ユーザが決まれば、VNCサーバにログインするパスワードを設定します。

このパスワードの設定はそのユーザで行いますので、インストールしたrootユーザであれば、

su - kojidesuvnc

のようにユーザスイッチし、

vncpasswd

コマンドでパスワードを設定します。

 

vncserversの編集

その後、Exit でroot に戻り、

/etc/sysconfig/vncserversを編集します。

# VNCSERVERS=”2:myusername”

# VNCSERVERARGS[2]=”-geometry 800×600 -nolisten tcp -localhost”

という行が最後にありますので、これを

VNCSERVERS=”2:使用する一般ユーザ名

VNCSERVERARGS[2]=”-geometry 800×600″

のように変更します。

上記の設定のうち「2」の部分はディスプレイ番号です。

また、”-geometry 800×600″の部分は画面サイズ、そのあとに続くオプションは以下の意味になります。

-nolisten tcp・・・これが指定されるとTCP 接続をさせない

-nohttpd・・・これが指定されるとWeb ベースの VNC クライアントからの接続をさせない

-localhost・・・localhostからのみ接続を許可する。リモート接続をさせない

VNCクライアントから接続を行ったときに、Connection was refused by the host computer などのエラーで接続に失敗する場合は、この設定も見直してみましょう。

vnc server error

 

 

その後、

/etc/init.d/vncserver start

で起動すると、初回起動時に「/home/使用する一般ユーザ/.vnc」配下にデフォルトのファイル群

passwd

xstartup

サーバ名:2.log

サーバ名:2.pid

を作ってくれます。ファイルができたのを確認したら、

/etc/init.d/vncserver stop

でいったん停止しましょう。

ここで、次回以降のために下記コマンドでサーバの自動起動設定をやっておくと便利です。

chkconfig vncserver on
chkconfig --list vncserver

次に、「/home/ユーザ/.vnc/xstartup」を編集します。これはVNXクライアントから接続したときに読み込まれる設定です。最下部のみ修正すればOKです。

#xterm -geometry 80×24+10+10 -ls -title “$VNCDESKTOP Desktop” & twm &      (←コメントアウト)

gnome-session &  (←ここを追加)

その後、

/etc/init.d/vncserver start

でサーバを起動して、この設定を読み込ませます。

もし、デスクトップ環境としてgnomeではなく、KDEを利用したい場合は、KDEパッケージをインストールした後、

kinput2 -wnn -jserver localhost:1 & startkde &

に変えればOKでした。

 

VNCクライアントのインストール

では、自PCから接続するためのVNCクライアントを導入します。私は、「RalVNC」を使いました。

vnc client

 

 

インストール後、起動して、VNCサーバに接続します。接続文字列は、

VNCサーバのIP:2

または

VNCサーバのIP::5902

となります。

「:2」の2はディスプレイ番号で「::5902」はポート番号を表します。VNCサーバは5901番から、ディスプレイ番号分だけ増えたポート番号を使用します。ディスプレイ番号2番なので、5902番ポートが使われるということですね。

gnome  

 

 

上記のような画面が表示されればOKです。

 



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