NPO・NGOの広報/情報発信を資金なし、人なしでも解決する方法を考える

普段関わっているNPOの資金難から、もっと世間への認知度をあげようということで数カ月前から取り組みをしています。

普段はそのNPOの職員ではなく一会員として完全なボランティアで活動しているのですが、やはり活動するには資金が必要です。資金といってもNPOという立場上、非営利ですのでその資金源は限定されています。つまり①助成金 ②会員費 ③寄付です。
ここでは詳しい説明は省きますが、いずれも実績と成果(社会的な貢献)が求められます。しかしなんといってもそのことを知ってもらわなくては始まらないし共感も何もないということで“認知度アップ”=知ってもらうことにたどり着いたわけです。

ではどうするのか?日本では“プロボノ”として知られますが、自分の得意な分野・専門分野で貢献するのです。日本では「ボランティア」というと特別な感じがするのですが、欧米ではボランティアはごく一般的なことです。“できる人ができることをする”のが基本なので、日本のように取り立てて注目もされないですしね。
そこで私はIT系の知識とアフリカでのボランティア、アフリカでの生活・子育ての経験をもとにこの分野でサポートすることにしました。

SNS、ホームページを充実させよう

世間にはいいことやっているのにまったく知られていないNPOやNGOは多くあります。基本的には社会問題を解決するために活動しているので、私達の生活に身近なはずなのですが。。。ということはサポートを必要とする人にアプローチできていないことと同じじゃないか!
よい行いは必ず評価されるとはいっても、必要なときに必要なサポートができなければ、意味ないわけでミッションを掲げても達成されないことになります。

情報発信とアプローチの方法

経験上、問題解決の第一歩は“知ること”です。つまり情報を持つということにつながります。
試みとしてまず考えたのがSNSとWebサイト(ホームページ)の充実を図ることです。これらは、認知度を上げるには最適な方法ですよね。「情報を発信する」というのは知ってもらう、関心をもってもらうということ。
今は大抵の人がスマートフォンを持っているし、情報も連絡もここからのものが多いという潮流を考えてどんどん情報を発信していこう!と、早速行動することに。

目標を少しだけ紹介すると、

  1. SNSはすでにあるので、ここから拡散とホームページへのアクセスを増やす。
  2. 情報の発信を頻繁に行う。
  3. 顔の見える活動をする。

ことです。

組織を知り、活動に応じた見せ方

しかし、ここで問題が発生。そもそもNPOやNGOのホームページはまずきちんとした組織であることの証明、 活動を通じてミッションに共感してもらうことが前提となっています。そう②の情報の発信を頻繁に行う作りではなく、Fixのものが多いこと。
事業の内容やミッションはそうコロコロと変わるものではないですし。。。

そしてこれはNPOやNGOごとのミッションにも関わるので一概には言えませんが、必ずしも実績や成果が目にみえる「もの」や「事」ではないということと、成果のは短期、中期、長期のものがあるということ。
特に具体的なプロジェクトを持っていない、物を支援しない等の活動ではやはりアピール度が低いこと。さらに啓蒙、アドボカシー、ネットワーク形成のような人の考えや制度、教育などは長期的な活動でしか成果が計れないことです。③の顔の見える活動はすなわちカタチとして目にみえる活動ということ。

んー、この不利な条件がそろってる。どうしよう。。。それに加えて資金難。予算をたくさん使うわけにもいかないし。

負担の少ない「フリー」「役割分担」で解決

ここは基本に立ち返って考えよう。「できる人ができることをする」こと。

役割分担で負荷を分散する

そこで考えたのが、関わるNPOの1事業のミッションや活動につながる経験や感じたことをブログ形式で情報発信すること。幸いNPOのイベント企画もしているので、

  • イベント開催の感想や報告を公開する。
  • ミッション達成に関わる ちょっとした情報の公開を一般向けにする。

さらに個々に関わるボランティアの人が情報を持ち寄ることで 1人ひとりの負担を小さくしようと考えました。しかもWeb上でできるので場所と時間を選ばないメリットもあります。これが「役割分担」です。
これなら②の頻繁な情報発信と③の顔の見える(やっていることがわかる)活動も同時に行えるわけです。

資金をかけずに「フリー」を活用する

次に低予算で、あわよくば資金をかけずにSNSとWebサイトの充実を図ること。もともと資金難から始めた企画だしね。

最近はフリーでいろいろなことができるので、基本資金をかけずにやることを前提に考えるとオープンソースのプラットフォームWordprssを使用して1事業だけのサイトを作ることにしました。
WordPressはオープンソースではメジャーだし、その分プラグイン機能も多いとのねらいから採用。メジャーな分、扱いも簡単にできるので特定の人だけではなく、一般のボランティアやインターンでも更新や運用をしやすく(扱いやすく)するためです。

手間がかかるとやること自体億劫になりますし、作業を分散(役割分担)するには“できる”環境を作ってあげればいいわけです。できることが多くなれば、やれる人も多くなるので結果、ボランティア候補も多くなるはず。。。
まあ、完成度は他力本願になってしまいますがそこはボランティアとしてのデメリットになります。

余談ですがこれってインターンがやることで、すごく勉強になると思います。実際に何かプロジェクトに参加することも経験としてよいですが、実際のNPO、NGOの活動は見えないところでの活動(仕事)が組織を支えていることが多いからです。
プロジェクトに参加することは最終的にできあがったイベントに参加するだけです。その前には交渉、調整、段取りなどの実務を積み上げないとプロジェクトにはなりません。それを知ればボランティアの本当の姿、意味についての気づきが多いと思いますよ。

では、次回はいよいよ実践です。

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