OpenCV2.2をiPhone用にビルドする手順
1.OpenCV-2.2.0 をダウンロードしてくる
2.MacPortsを使って、CMakeをインストールする % sudo port install cmake
3.https://github.com/niw/iphone_opencv_test にある、Niwaさんのプロジェクトを使わせていただく。
4.patchを当てる % cd OpenCV-2.2.0 % patch -p1 < ../OpenCV-2.2.0.patch
5.シュミレーター用コンパイル % cd .. # デモアプリケーションのディレクトリに戻る % mkdir build_simulator % cd build_simulator % ../opencv_cmake.sh Simulator ../../OpenCV-2.2.0 % make -j 4 % make install ※ただし、シュミレーター用のオプションを FLAGS="" → FLAGS="-arch i386" ARCH="???" → ARCH="i386" に変更しておくこと。(一度失敗したら、必ず、build_simulatorディレクトリの中のファイルを すべて消してから再実行しないと、新しいオプションが反映されず、ハマるので注意!)
6.実機用コンパイル % cd .. # デモアプリケーションのディレクトリに戻る % mkdir build_device % cd build_device % ../opencv_cmake.sh Device ../../OpenCV-2.2.0 % make -j 4 % make install ※ただし、実機用のオプションを FLAGS="-miphoneos-version-min=${IPHONEOS_VERSION_MIN}" → FLAGS="-arch armv7 -miphoneos-version-min=${IPHONEOS_VERSION_MIN}" に変更しておくこと。
7.その後、プロジェクトを作成する「OpenCVTest」かな。
8.「Libraries」を新規グループ追加し、そこに、StaticLinkのオブジェクトを追加。 (※build_xxxではなく、opencv_xxxの方であることに注意すること。)
9.[Project]-[Edit Avtive Target]の項目[Header Search Paths]に、[opencv/include]配下を追加。 同じく、[Other Linker Flag]に、[-lstdc++ -lz]を追加する。
10.haarcascade_frontalface_default.xmlをコピーしてくる。アプリ名に全角が含まれないように注意。
コラム
OpenCVの勉強に購入した本です。どちらも良著だと思います。これから学ばれる人は是非参考にしてください!
OpenCV プログラミングブック 第2版 OpenCV 1.1対応
「OpenCV プログラミングブック」は2版あるので気を付けてください。こちらが新しい方です。この本は実例が豊富ですので、OpenCVについて理解がしやすいです。一通り例題をこなすと、OpenCVについての知識が深まります。
詳解 OpenCV ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識
分厚いですが、オライリー本の例にもれず、良著だと思います。上の本でOpenCVの面白さを知った人には、手放せない本になるはずです。
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