SalesForceのメール送信履歴を確認する
How to confirm history of sent mails.
組織運用時に、ユーザ登録を行い、同時にパスワードのリセットメールを送るようにしているのですが、ユーザから「メールが届いていない」と言われてしまいました。
確かにリセットまでは行ったのですが、実際にメールが送られたかどうかは確証が無いため、SalesForceの履歴で確認することはできないのか調べていたところ、そのものズバリのものがありました。
管理者の設定画面の「監視」⇒「メールログファイル」という項目です。
ここをクリックすると、
のようなメールログのリクエストを行うボタンが表示されます。
これは、SalesForceにメールのログを出力してもらうよう、依頼するためのボタンです。
このボタンを押下すると、
が現れ、期間を指定して、その期間内にSalesForceから送られたメールの履歴を出力するよう、SalesForceに依頼できます。
依頼したファイルが出来上がったら、同じくこの画面で指定したメールアドレスにダウンロードURL付きのメールが届きますので、そこをクリックして、ダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルの項目の意味は以下の通り。
日時・・・電子メールの送受信日時。グリニッジ標準時(GMT)での記述なので、日本時間の場合は9時間を加えます。
内部メッセージ ID・・・メッセージの一意の内部 ID。
メールイベント・・・メールサーバの最後のメール行動。値の意味は次の通り。
R – 正常受信
D – 正常送信
T – 一時的な障害
P – 永続的な障害(送信できなかった)
受信者・・・メールを送信する個人のメールアドレス。
送信者・・・メールを送信した個人のメールアドレス。
リモートホスト・・・メールをメールサーバに配信したアプリケーションサーバの IP アドレス。
転送バイト数・・・メールのサイズ。
Salesforce ユーザ・・・メールを送信したユーザの Salesforce ID。
メッセージ ID ヘッダー・・・すべてのメールの最初にある ID ヘッダー。
再試行回数・・・メール送信の試行回数。
キュー待機時間 (秒)・・・配信前にメールが待機した秒数。
送信フェーズ・・・記録される前の送信の最終フェーズ。
リレーアドレス・・・指定されたリレーシステムのアドレス。
コラム
salesforce関連の本って少ないですよね。また、Web上の情報は詳しいのですが、広大すぎて、調べようと思ったときに手元にリファレンス的な本があると助かります。以下は私のおすすめの本です。
Force.comのすべて ~設計・開発 実践マニュアル~ 初めてSalesForceでWebアプリを作ろうとしたとき、どこから手を付けていいか迷いました。そんなときに役立つ初心者向けの本です。細かいところに手が届くたぐいの本ではないですが、一通り、体系的に学べるので、役に立ちます。
改訂新版 Salesforceプログラミングバイブル すこし高い本ですが、豊富なソースが載っており、上の本を勉強して次の段階に進んだ技術者には役立。こんなことってSalesForceでできないの?と思ったときにも役に立ちます。
[…] 以前、Salesforceで、メール送信がちゃんと行われたかどうかを確認する方法をご紹介しました。 […]