Webブラウザの操作を自動化するFirefoxアドオン(iMacros)
複数のブログを利用しているのですが、ドメインが同じだと、保持できるクッキーやID/パスワードの組み合わせがひとつまでとなってしまいます。
となると、ブログ更新の度に異なるID/パスワードを入力する必要があるため、ブログの数が増えてくるとどうしても更新が滞りがちになってしまっていました。
そこで、各Blogにログインする方法をある程度自動化する方法をいろいろと試していたのですが、今は、「iMacros for Firefox」を利用するのがいいかんじです。
iMacroはFirefoxのAdd-onsで、ブラウザで行う操作のほとんどを自動化できます。
・URLへの移動
・フォームの自動入力およびSubmit
・ファイルダウンロード
などは、簡単にできますよ。
自動化には専用のスクリプトを記述することができますが、変数の利用もできますので、汎用的なScript記述が可能です。
また、操作の記録やスクリプトの保存もでき、自動化したい一連の操作を「Record」したあと、記録されたスクリプトを少しいじるだけで、自分だけのオリジナル自動化マクロが作成できます。
この記事では、iMacros for Firefoxのセットアップと使い方を解説したいと思います。
iMacros for Firefoxのインストール
アドオンのサイトに行き、「Add to Firefox」のボタンを押します。

下記のダイアログが表示されますので、「今すぐインストール」を押しましょう。

Firefoxの再起動を行うと、下記のようなボタンが表示されるようになります。

これが、iMacroのコンソールを表示させるためのボタンです。押すと、画面左側に保存しているマクロ、記録用のボタンなどが表示されます。

インストールが済んだら、デフォルトで表示されるサンプルのマクロをいくつか実行してみることをお勧めします。また、動きを確認したら、そのマクロの中身を見ると、勉強になるでしょう。
iMacrosを使ってみる
では、自分で簡単な自動化マクロを作ってみたいと思います。今回は
・アメブロのサイトに行く
・ログインIDとパスワードを入力する
・ブログ記事を書く画面に遷移する
ということをマクロでやってみましょう。
一連の作業は記録した方が楽なので、まず、アメブロのサイトを開いて、下記のように「Record」ボタンを押しましょう。作業の記録が開始されます。

ログインIDとパスワードの入力(テキストをコピー&ペーストした方がいいです。入力すると、一字一字、スクリプトに記録されますので。。)を行い、「ブログを書く」のタブまで表示できたら、「Stop」ボタンを押します。

記録されたスクリプトを右クリックして、「Edit Macro」を押すと、今記録されたスクリプトを編集・確認することができます。

VERSION BUILD=7401110 RECORDER=FX TAB T=1 URL GOTO=http://www.ameba.jp/ TAG POS=1 TYPE=INPUT:TEXT FORM=NAME:srvLoginForm ATTR=ID:usr_name CONTENT=xxxxxxx SET !ENCRYPTION NO TAG POS=1 TYPE=INPUT:PASSWORD FORM=NAME:srvLoginForm ATTR=ID:usr_password CONTENT=xxxxxxxx TAG POS=1 TYPE=INPUT:IMAGE FORM=NAME:srvLoginForm ATTR=NAME:Submit&&SRC:http://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/top/btn_login.gif TAG POS=1 TYPE=A ATTR=TXT:ブログを書く TAG POS=1 TYPE=A ATTR=TXT:無効にする
のようなスクリプトになっていると思います。
ATTR=ID:usr_password CONTENT=xxxxxxxx
の部分は、記録された当初「CONTENT=v」となっていると思いますので、正しいパスワードに変更しておきましょう。
これで、自動ログインマクロの完成です。作成したマクロをダブルクリックするか、「Play」ボタンを押して、実行できるかを確認してみましょう!