OracleBI、ODIの稼働 Step by Step (リポジトリの設定)
次のステップは、リポジトリのセットアップです。
OBI、ODIのインストール時には、それぞれのために、専用のリポジトリが作成されている必要があります。リポジトリの作成にはRCUというOracle製のツールを利用します。
このツールはOBI、ODIのインストーラとは別に提供されていますので、このページからインストール環境にあった「Repository Creation Utility (RCU) 」をダウンロードしておいてください。
ダウンロードができたら、適当なディレクトリに解凍します。
解凍したディレクトリの「<解凍ディレクトリ>rcuHomeBIN」フォルダに、「rcu.bat」がありますので、これを起動しましょう。
すると、Javaアプリが起動して、以下のような画面が開きます。
リポジトリの作成を選んで次の画面に行くと、ホスト名などのDBへの接続情報を入力する画面になります。ここでは、前回作成したDBの情報を入力することにします。(リポジトリ情報の保存先を作成したDBにするという意味になります。)
ホスト名:これはインストールするPCのホスト名になります。
ポート:通常ですと「1521」番ですね。
サービス名:DBのサービス名です。前回は「sample.mydomain.com」としました。ご自分の環境に合わせて入力してください。
「忘れてしまった」「何を入力すればよいのかわからない」といった人は、DBの設定ファイルを見るとわかります。<ORACLE_HOME>networkadmin配下にある「tnsnames.ora」をみて入力してください。
次の画面に行くと、「接頭辞の設定」と「インストールコンポーネントの選択」になります。
接頭辞の設定はデフォルトの「DEV」のままで大丈夫です。(下の画面では、私は2回ほどインストールしたので、DEV2になってますが。。)次に選択するコンポーネントの種類に応じて、Oracleのスキーマが追加されるのですが、そのスキーマ名の頭に付く文字列になります。
選択するコンポーネントは、ODIなら、「Oracle Data Integrator」、OBIの場合は、「Oracle Business Inntelligence」にチェックを入れます。「Oracle Business Inntelligence」を選択すると、自動的に、AS共通スキーマの「Metadata Service」にもチェックが入りますので、そのままにしておきましょう。
スキーマのパスワードを設定し、次の画面に遷移します。
前画面でODIのコンポーネントを選択した場合は、カスタム変数を設定する画面が表示されます。各カスタム変数は、以下のように設定しましょう。
・マスター・リポジトリ:001
・スーパーバイザ・パスワード:お好きなパスワード
・Work Repository:d
・作業リポジトリID:001
・作業リポジトリ名:workrep
・作業リポジトリ・パスワード:お好きなパスワード
以上の過程で、OBI、ODIそれぞれのリポジトリが作成できました。次回はOBIやODIをインストールしていきましょう。
[…] やODIのインストーラとは別のファイルをダウンロードして実行する必要があります。 ファイルのダウンロードと実行、リポジトリの作成に関しては、こちらの記事を参照してください。 […]
[…] リポジトリの作成は「Repository Creation Utility(rcu)」を使って行いますので、こちらの記事を参考に、リポジトリを作成しておきましょう。 […]