OracleBIでSQLクエリのログを有効にしてデバックする方法
OracleBIでは、サブジェクトエリアで項目(カラム)やメジャーを選択して、結果を表示させることになりますが、サーバの背後で解釈・発行されているクエリを見ることで、メタデータの理解やトラブルシューティングに役立てることができます。
このクエリ用のデバッグログはデフォルトでOFFになっていますので、有効にする方法を。
もっとも簡単に設定する方法は、rpd(リポジトリ)ファイルを「オンライン」で開き、クエリログを有効にしたいユーザのログレベルを上げることです。
①AdministrationToolを「オンライン」で開き、「管理(manage)」→「アイデンティティ(Identity)」を開く。
②「アクション(Action)」→「オンライン・ユーザ・フィルタの設定(Set Online User Filter)」で設定したいユーザを検索する。下記例は「weblogic」ユーザを探しています。
デフォルトではユーザのところに何も表示されないので、明示的にフィルタリングすることにしましょう。
③ユーザが見つかったら、それをダブルクリックしてダイアログを開き、ログレベル(LOGLEVEL)を上げる。(下記はログレベルを5にして、一番詳細にログが出力されるようにした図です。)
上記の設定が終われば、チェックインして、サーバに反映しましょう。すると
<BI_HOME>instancesinstance1diagnosticslogsOracleBIServerComponentcoreapplication_obis1
に「nqquery.log」という名前でログが出力されるようになっているハズです。