バリュードメインのWordPressサイトをSSL化する手順
以前の記事で、ValueDoaminでは、複数の独自ドメイン(マルチドメイン・ドメイン数の制限無し)でWordpressサイトを簡単に作ることができるということをご紹介しました。
この方法なら、ひとつのサーバで数十個のサイトを運営できますし、サーバ代は一年間で4000円程度(一月あたり334円!)と格安です。
また、独自ドメインなら、その中のひとつのサイトが【仮に】月数十万PVのサイトになっても、別の新しいサーバに移行するだけで、快適なレスポンスを実行できます。
※Linuxにの扱いに長けていて、もう少しスペックのよいサーバでマルチドメインを実現するなら、この記事に書いた「さくらのVPS」を利用する方法もあります。こちらは月2000円もかからずに、自由度の高い環境を使えます。
で、ValueDomain上で、たくさんのサイトを運営しているんですが、昨今の常時SSL化対応の波には逆らえず、ついにこれらのサイトにもSSLを導入することにしました。
というのも、「Google Chrome 68」ではすべてのHTTP接続サイトが「安全でないサイト扱い」になるというニュースがプレスリリースされ、自分のサイトが安全でないと表示されるのはちょっと。。ということになったためです。
さて、サイトをSSL化するには、通常はドメインごとに証明書を購入して設定するのですが、たくさんあるドメイン一つ一つで購入していると、証明書代が馬鹿になりません。
しかし、調べてみると、ValueServerでは、無料で常時SSL化が行えるんですね。
先日、自分でさくらのVPSでも行った、Let’s Encryptの証明書を利用することができます。
この記事では、そのやり方をご紹介します。
はじめに、バリューサーバのコントロールパネルに行き、
「ドメインの利用」→「ドメインウェブの設定」を開きます。
ここでは独自ドメインを使ったウェブの設定を行うことができます。
「ドメインウェブの設定」には、あらかじめWordpress等をインストールしたサイトの設定があると思います。
subXXといったところにドメイン名の記載がありますが、SSL化をおこなう場合には、それを「SSL用ドメイン(IP:xxx.xxx.xxx.xxx)情報入力」と記載があるところより下に転記します。
元々のドメインの記述は消します。
それができたら、画面下部の「ドメイン設定をする」ボタンを押下して、反映させます。
上記の設定を行うと、「無料SSL設定」で、ドメイン名が表示されるようになります。
これは、上記の設定により、対象のディレクトリ配下にSSLに必要なファイル(証明書等)が配置されるためです。
さて、この画面では、対象のドメインが表示されていることを確認して、「選択」にチェックを入れ、無料SSL設定ボタンを押します。
これにより、Webサーバにも必要な設定が追加されます。
以上で、無料で常時SSL化をおこなうことができました。
設定が完了し、https://でアクセスできるには少し時間がかかりますが、ちょっと経ってから確認してみましょう。