ShadowsocksRクライアントをWindowsにセットアップする手順
Shadowsocks、ShadowsocksRサーバは暗号化されたProxyサーバです。
そのため、あらかじめサーバのIPアドレス、ポート、パスワードが分かっていれば、ShadowsocksクライアントをWindowsにセットアップするだけで、SS/SSRを使った通信ができます。
中国などのインターネット接続が制限されている国では、Gmailなどの海外のサービスが使えない場合もありますが、最近の中国の若者の間では、金盾(GreatFireWall)を越えて海外の情報を見たり、日本のアニメを見るのに、Shadowsocksが一般的に使われています。
中国でサービスを提供しているVPNプロバイダも、最近ではSS/SSRサーバを用意しているところも増えてきました。
中国でネットを越境する人の間では、VPNが遮断されたときのために複数の手段を持つのが常識ですが、それがつながらない場合、SS/SSRサーバに接続するという手段があるといいですよね。
今回は、WindowsサーバへのSS/SSRクライアントのセットアップ方法をご紹介します。
目次
SS/SSRクライアントのダウンロードと起動
GitHubのところからzipファイルをダウンロードします。
解凍すると、以下のように紙飛行機のアイコンのexeファイルがあるので、ダブルクリックして起動しましょう。
設定
クライアントが起動されると、右下のタスクトレイに常駐します。
ここでいろいろな設定を行うわけです。
① はじめに、「PAC」⇒「ローカルPAC」を選択します。
このPCで設定したプロキシサーバ情報を使うという意味です。
②その後、VPNプロバイダから入手した、もしくは自分でset upしたSS/SSRサーバ情報を追加します。
QRコードでサーバ情報を提供しているプロバイダも多いようです。
初回起動したときには、以下のように空の設定が開きますので、サーバ情報を追加しましょう。
追加したサーバが有効になっているかは、「サーバ」で確認することができます。
③ここまで設定出来たら、SS/SSR通信を有効にします。
「システムプロキシ」が「無効」から「PAC」または「全般」になり、紙飛行機の色が白色か水色になっていれば、有効になっています。
なお、「PAC」は中国国内で規制されたサイトのみVPNを通す設定で、「全般」はすべてのサイトに対してVPNを通す設定です。
中国以外の国で使用する場合には「全般」にして使いましょう。